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西照寺文化財鑑賞会


おはようございます。住職です。

2019秋 西照寺文化財鑑賞会のご案内です。

今年は11月2日と3日に開催致します。

毎年秋の開催は、文化の日を絡めて、2日間開催することが決

定しています。

ただし、今年は東松山市が台風19号(今月12日)の影響で、河川

の氾濫などがあり、当地は被災地となってしまっています。

私は今日も午後から、地元の社会福祉協議会が中心となっている

ボランティアに参加してきます。ご門徒Hさん、今日はごめんな

さい。地元のボランティアに力を使ってきます。

さて、台風の影響で、毎年東松山市でこの時期恒例で開催される

日本スリーデーマーチという歩く大会も、急遽中止が発表されま

した。

東松山市HP

大雨の影響もあって、コースの安全面などが懸念される状況

にあり、中止が発表されたのです。

西照寺は近隣に大きな川がないので、河川の氾濫の心配はないの

ですが、土砂災害などの心配はあるのです。

水を多く含んだ高台は、しばらくは崖崩れの心配があります。

その意味で、今年だけイレギュラーな状況なのです。

西照寺文化財鑑賞会ですが、2日は10時~14時まで開催します。

ただし、3日は12時~16時までの開催と致します。

午前中に地元の点検が入るからです。

どうぞ、ご理解ください。


大雨に注意


こんにちは 住職です。

明日からの雨が心配ですね。

台風19号によって、大雨が降りました。

未だ地中には多くの水が含まっているはずです。

土砂崩れや河川の氾濫の可能性だって、まだあるはずです。

気をつけようもないのだけれど、日常生活で行く場所以外では、

なるべく危険と思われる場所などには、近づかないようにしまし

ょう。

西照寺は、高台にあるから、崖崩れだけが心配となります。

もっとも、岩盤に杭を打ち込んで、地中から強い土留めをしてい

るし、大丈夫だとは思っていますが。

 

 

 


被災者支援


おはようございます。住職です。

昨日はブログ更新できませんでした。

というのも、坂戸のご門徒Hさんのご自宅が床上浸水し

私もお手伝いに朝から行っていたのです。

正直、この年齢まで床上浸水など実際に経験したこともなく、

TVの画面でしか、見たこともありませんでした。

今回は、連絡したご門徒の中では、Hさんだけ大きな被災をされ

ていたことが判ったので、お手伝いできました。

朝、Hさんに電話連絡し、状況確認。すると、軽トラが欲しい

とのことでした。

たまたま、西照寺の清掃部長のご門徒Hさん親子が朝掃除に来て

くださっていたので、急遽、一緒に坂戸のHさんの家まで手伝い

に行く事となりました。もちろん、軽トラは清掃部長の御許可を

いただき(笑)、坂戸のHさんに数日間貸し出すこととなりまし

た。私も含め、男手3人が加わり、お手伝いをしていました。

すると、11時頃だったか、鳩山のIさん夫妻が突然助っ人に。

どうやら、一昨日の私のブログを見て、朝様子見しに来てくれた

らしく、その後、応援に来たんだ!と言ってくれました。

凄いね。支え合いって、こういうのを言うんだ。Σ(・□・;)

嬉しいですね。法話会で繋がってる、念仏者の姿を見た気がしま

した。出来る事をやればいいんです。やらなきゃいけない!じゃ

ないんです。そんな義務感だと持ちません。そうではなく、

できることをやるよ!との姿勢でいいんです。

できないことだってあるんだし。

西照寺は、何となくそんな雰囲気があるように感じます。

それくらいが丁度いい。

さて、実際目にする床上浸水後の現場は、想像を絶します。

正直、1件のご自宅だけなのに、途方もなく感じるほどの労力

がいります。また、実際の労力よりも、当事者の精神的疲弊の

方が大きいと思います。Hさん、倒れないようにご自愛が必要で

す。長丁場だから、ゆっくりやるつもりでいきましょう。

昨日は、9時半過ぎに現場入りし、16時頃までやったのです

が、それでも、一部分の被災品を片付けられた程度。

私は東日本大震災の時、ボランティアに石巻までいったこと

があるのですが、その際、教えてもらったことがあります。

それは、部外者から来た人には、見渡す限りがガレキの山なので

すが、当事者からすれば、貴重な思い出ということ。

それを聞いて、当時ハッとさせられました。

部外者からはゴミだと思えても、当事者からすれば、大切な物と

いう場合があるのです。

今回も、水没した品々は簡単に処分!と思うけど、

その中に、ご門徒Hさんの大切な物だってあるはずです。

私はそれを気にしながら、処分品も仕分けしました。

写真などは、特にそうだから。多くのアルバムが水没してたので

す。でも、Hさんは写真はもういい!思い出は心の中!

と言ってくれたので、その一言を受け私はもう確認もせず、ドン

ドン処分(笑)ゴミだゴミ!(笑)

ただ、一点だけHさんが拘った大切なタンスがありました。

下二段が水没し、中に水が溜まって引き出しが出せない状態

なのです。なんとか、横にしたりして、少しは水を抜いたの

ですが、どうにか、それだけは無事でいて欲しいと願っていま

す。それは大事に扱いました。

こんな事思えるのも、Hさんと普段から接しているお陰かもね。

ご門徒のご自宅は、床上40~50センチ程度が水に浸かったよ

うで、水に浸かった品々は、全て処分せざるを得ない状況です。

昨日で、おおよそ大きな物は処分所に持っていけたはず。

残りは、細々したものです。それらが処分できたら、今度は

自宅を乾かしながらの、消毒です。

今は、タンスなどを屋外に出しているので、消毒後、それらも

屋内に戻さないといけないし、そもそも当事者Hさんが懸念して

いる、床下に水が残っていないか?あるいは、床が大丈夫なの

か? それらは、自宅が乾いてきてから判明することだと

思うので、正常に戻すにしても、しばらく時間がかかるはずです

。幸い、Hさんのご自宅は、泥水などは来ておらず、比較的

綺麗な水の浸水だったので、まだよかったのだろうと思います。

それでも、これだけ甚大な被害ですから、気持ちは滅入ります。

長期間、後方支援を続けます。頑張ろうHさん!


台風19号


こんにちは 住職です。

連載は今日は休止し、台風被害について今日は

お知らせします。

埼玉県にも大雨を降らせた台風19号は、東松山市含め、

近隣にも大きな被害を与えていきました。

昨日、西照寺のご門徒全てではないのですが、分かる範囲で

気になる方々(川の近くとか、氾濫情報からの)に連絡をしてい

ます。幸い多くのご門徒は無事でした。

ただし、残念ながら、雨漏りや床上浸水などの被害はあります。

坂戸のHさん(永代墓の改装をしてくださっています)のご自宅

は床上浸水だったようで、現在、片づけ最中とのことでした。

昨日、電話がご自宅への電話が繋がらなかったので、気になって

いたのですが、どうやら事前避難に際し、電源を抜いていたとの

ことでした。先ほど、電話が繋がったのですが、どうやらかなり

浸水しているようです。今は水が捌けたようですが。

私は明日時間が取れるので、お手伝いできればと思ってます。

また、東松山市のTさんは、ちょっとした雨漏りや、ネットが倒れ

るなどの被害があったようです。

床上浸水までいくと、厳しいですね。

掃除などやる事が多くて、気持ち的にも萎えてしまいそうになり

そうです。そんな時こそ、支え合いが大事だとも思います。

できることをする。あまり気負わないで、私にできることは

協力させて欲しいと思ってます。

ブログを見て、こっちも被害があるよ!と思っておられるご門徒

さんがおられたら、是非、ご連絡ください。

私も全てを把握できていない現状にあります。

なるべく早くに、状況把握ができると助かります。

宗派にも報告することだって、できると思います。

もっとも、何かしてくださるのかまでは判りませんが。

 

 


やりたい事(好きな事)を仕事に


連載6日目です

今、思いつくまま、これまでの経験などに関して、自分なりの満

足度を振り返ってみました。そうすると、自分なりに見えてきた

ことは、私は自発的に「これをやりたい!」と思っての行動があ

まりない。(ただし、自分が興味を持ちえた分野があれば、そこ

に没頭できるタイプであり、大きな満足感を得ることはでき

る)

自発的な行動があまりないのは、何がしないのか、自分でもわか

ってないからだと思われる。一方、「誰かから何かを依頼される

(必要とされる)」ことに、ある種の嬉しさを感じる反面、必ず

しもそこに遣り甲斐は感じてはいない。(だからこそ、忙しない

と、愚痴が出る。これは自分の現状を責任感という言い訳で誤魔

化しているからだろう。やりたいことで、忙しかったら、たぶん

愚痴はでてこないから)

依頼された業務内容が、自分では望んでないものであっても、内

容によっては満足度を感じている。自分の満足度が高い時は、

「人間の苦悩という深い問題に、それなりに関われる時」。しか

も、そこに「仏教が発揮できる」時。どうも、私はこのような時

に、満足感を、つまり遣り甲斐を感じているようです。ただ、人

間の苦悩に仏教者として関わる事が、「自分がやりたい事!」と

声を大にして言うのは、ちょっと抵抗がありますね。やっぱり、

苦悩に関わる事が、「やりたい事」なのか?と疑問に思ってしま

います。私の考える「やりたい事」って、もうちょっと煩悩に根

付いているというか、欲求と相性がいいようなイメージなので

す。だけど、人間の苦悩に関わりたい!というような欲求

は・・・そんなものはないと思うんですよね。

そこで最近、ハッとさせられた言葉が、「自己実現」というこ

となんです。自己を実現するということが、欲求としてあるので

あれば、それは換言すれば、「自分がやりたい事」となり得るの

かもしれません。だとすると、ここまで僧侶として仏教を学びな

がらお寺で活動を続けてきた私にとっては、「人々の苦悩に、仏

教者としてそれなりに関わり、お寺を役立ててもらう」ことに満

足感を得ていました。「私の満足感」=「私の自己実現」だっ

た!と考えれば、それこそが「自分がやりたい事」なのかもしれ

ません。

おぉ!答えがでました。自分では認識できていませんでした

が、私がやりたい事は「人々の苦悩に、仏教者としてそれなりに

関わり、お寺を役立ててもらう」です!

凄い、簡単に答えがだせました。今までは、自分がやりたい事

なんてない!と思ってましたが、ただ見えていなかっただけかも

しれません。


「自分がやりたい事をみつける方法」パート3


連載5日目です

⑦研究すること・・・大学院(博士課程)まで進学(単位取得満

期退学)した私には、研究という領域の歩みもありました(2006

年以降、10年ほど、浄土真宗総合研究所にも勤務)。博士課程ま

でいくと、学会発表や論文執筆が主な仕事となります。それらを

行うことで、研究者としての業績を積み上げるわけです。私は研

究者志望ではありませんでしたが、一応経験として、学会発表や

論文執筆もしました。論文執筆などは、私の場合は最低3か月ほ

ど籠って、それだけに没頭するのです。最低その位しないと、良

い論文書けない。胃が痛くなりました。ただし、やり切った時の

充実感と満足感は高いです。

⑧東京仏教学院の講師・・・築地本願寺内には、東京仏教学院と

いう浄土真宗の教えを学ぶ夜間専門学校があります。私は大学院

まで進学したこともあり、たまたまですが、東京仏教学院の講師

のご依頼を頂戴し、2006年から務めさせていただきました。生徒

さんに教えるという領域ですから、先生ということです。教育

者。しかし、私はあまり教育者ということが好きではないようで

す。そこで、昨年をもって、講師という役職は辞退させていただ

きました。
(続きは明日のブログで)


明日の法話会は中止です。


こんばんは 住職です。

先ほど、今日の分の連載ブログを更新しました。

それとは別に、明日の法話会の件でご連絡ブログを更新します。

明日は、台風19号の影響で、法話会は中止と致します。

とても大きな台風で、影響が心配されます。

西照寺も、それなりの配慮はしているのですが、あまり大きな

台風に慣れていないので、どうなることか、心配です。

関東地方は、明日は午後から、外出も危険なほど雨風が強くなる

とのことですので、皆様、共々に、十分気を付けましょう。

災害など起きなければ!と思うばかりです。

 


「自分のやりたい事を見つける方法」パート2


連載4日目です

④教誨師・・・これまた、前任者からお前がやれ!とご指示があ

り、私的にはやりたくなかった(受刑者と話したことないし、そ

もそも怖いし、不安でしょ)のですが、やならいといけなくなっ

てしまい、やっています。刑務所では、被収容者(受刑者)と直

接話をします。正直やりたい事かと言われたら、そうでもありま

せんが、実際体験してみると被収容者との話は、非常に考えさせ

られ、勉強にもなります。人間が抱える様々な問題や境遇なども

みえてきて、宗教はそこに非常に関係してきます。そのような意

味で言えば、満足度的には高いかもしれません。

⑤西照寺の諸活動・・・文化財鑑賞会は、私がこれまでその趣旨

を履き違えていたので、これまでは満足度より義務感が強かった

です。しかし、私の趣旨の捉え違いが判明したので、今後もしか

したら、満足度が高まる可能性のある分野です。これは、今後の

問題ですね。こども祭りは、昨年くらいから少し意気消沈気味で

す。満足度はそれなりにあるのですが、私が忙しさを理由に、逃

げています。楽しむことを忘れてますね。

⑥お金を稼ぐこと・・・生活やお寺を維持経営していかなくては

ならないので、お金は大事だと思っています。しかし、株式会社

のように、営利目的の会社であれば、より多くの利潤などを求め

て、果てしないのでしょうが、お寺はそうではありません。きち

んと維持経営できていければ良いので、お金を求めるのは、ある

程度で良いですし、私自身も、お金を沢山稼いだからといって満

足感があがることも、正直ないです。お金儲けが、自分がやりた

い事かと言われるとちょっと違います。
(続きは明日のブログで)


「自分のやりたい事をみつける」方法


連載3日目です

そこで、これまでの私の経験の中で、どのような事をしている時

に満足感が高いのかを振り返ってみようと思います。

①法事や葬儀・・・もちろん大事なことですが、使命感が大きい

ですね。真剣に向かい合っていますが、自分がやりたい事かと聞

かれれば、ちょっと違います。人が亡くなって、家族が悲しんで

いる場に行くのです。人間として、あまり立ち会いたくはない機

会でしょ。だけど、そのような時だからこそ、僧侶には大事な役

割があるのです。だからこそ、使命を果たすべく、勤めていま

す。お別れ(出棺前のお花入れ)の際など、家族親族が悲しんで

いれば、こちらまで泣けてきますよ。ご葬儀では、亡き方をご遺

族と共に弔う時間を過ごすので、ご遺族との心の距離が近くなっ

たり、絆が深まる時もあるのです。そのような時に満足感ではな

いのですが、よかったな、と思う時はあります。

②築地勤務・・・役職に就いて欲しいとご依頼を頂き、東京教区

の為に!という建前で頑張っています。仕事の内容は、宗派が推

奨する運動を、東京教区内のお寺(約500寺院)を纏め、共に進

めていくこと。一般的に言えば、エリアマネージャーみたいなも

のでしょうか。だから、ある程度責任もあるし、大変な役でもあ

るのです。

この役のご依頼を頂いた時、西照寺も忙しいし、自分が可愛い

(これ以上忙しいのは嫌)ので、ご依頼は何度かお断りしたので

す。それでもご依頼されたので、お引き受けしました。引き受け

た以上、大きな責任もあるので、今は自分なりに頑張って努力し

ています。でも残念ながら、自分のやりたい事か?と問われるな

らば、違います(だから数回断ってるわけで)。その意味で、満

足度を問われれば、さほど高くはありません。

③青年会議所・・・地元の人脈や繋がりができるかな!?と思っ

て加入させてもらいました。青年会議所は40歳で卒業なので、

私は一昨年、卒業しました。当初の目的である、地元の人脈など

もでき、私の中の目的は果たせたのです。ただ、今年は卒業した

立場で、外部監事として関わってくれ!とご依頼頂いたので、今

年も仲間に入れてもらってます。メンバーも興味深い人たちばか

り。青年会議所の活動は、奉仕(利害を離れて、地域や国のため

に尽くすこと)の理想を掲げ、地域発展の為に取り組む目的で活

動しています。しかし、私的に青年会議所の活動自体が自分のや

りたい事かと問われると、そうでもありません。むしろ、気が合

う仲間との繋がりの方が大事だった気がします。仲間と一緒に何

かをやる!という意味では、満足感はそれなりに高いです。

(続きは明日のブログで)


「好きな事が仕事になる」or「やりたい事をやる」ということ。


連載2日目です

最近、「自分がしたいことが仕事にできる」とか、「好きな事が

仕事になる」などと聞くようになりました。そこで思うことは、

果たして「自分って何がしたいんだろう?」と思うわけです。

「自分は何が好きなのだろう?」と思うわけなんです。

答えがでてこない大事な問題・・・実は、このように自分で探し

ても、答えが導き出せない大事な問題を抱えることとなったの

は、私の人生経験の中では、2度目なのです。1度目はお寺を継ぐ

べきかどうか?という問題でした。過去のブログでも綴りました

が、この時は、お寺継ぐべきかどうか自分で答えがでなかったの

で、だったら、仏教を勉強してみて、自分が教えに納得できるか

どうかに賭けてみよう!と考えました。そしたら、仏教に納得し

てしまい、お寺継ぐことに何の違和感もなくなったわけです。た

だし、一つ大きな落とし穴がありました。それは、お寺継ぐこと

が自分がやりたい事か?ということです。正直なところ、お寺を

継ぎたいか?と聞かれると、別にどっちでもいい! 縁があれば

継ぐし、縁がなければ違う道でも構わない。それが正直な答え。

現状は、縁があったので、継いでいます。あとは、ここに「自分

がやりたい事」が乗っかれば、最強となるのです。折角生まれて

来たんだから、やりたい事をみつけて、やってみたいじゃありま

せんか。

そんな訳で、自分がやりたい事が明確に見えていない時、やりた

い事を探すのではなく、自分がどんなことをしている時が熱中す

るか?満足できているか?ということを振り返ってみれば、自ず

と答えに辿り着くヒントになりそうな気がしているのです。真正

面から答えを探してもみつからない場合は、角度を変えてあげる

ことで、見えてくる答えもある。私は既に経験済みなのです。(続きは明日のブログで・・・)