カテゴリー別アーカイブ: 大谷浄苑情報

大谷浄苑の思想


こんばんは 副住です。

今日も、お墓のご見学に見えられた方がおられました。

西照寺では、月曜日、木曜日以外に墓所のご案内も

させていただきます。

ご見学に来られた方は、西照寺大谷浄苑の雰囲気を感じ

とても安らぐ、落ち着く、癒されるなどとお話しくださいます。

それらのお声は、とても嬉しいことです。

実は西照寺の大谷浄苑では、大切にしている柱があります。

それは、「亡き方とつながる場所」というイメージです。

西照寺大谷浄苑では、お墓を「亡き方とつながる場所」と捉えており、

そのような雰囲気を心掛けながら、一同で浄苑を整備してきました。

そのような雰囲気が、来苑される方々の声となって聞こえてきた時、

とても嬉しくなるのです。

住職を中心にこれまで積み重ね上げてきた思想が、大谷浄苑に形づくられて

いるのです。

それを感じていただける方が増えてきているような気がします。

そこにこそ、西照寺大谷浄苑の一番の魅力があると、私たちは思っています。

他には真似できない環境が、西照寺には整えられているのです。

長期間にわたって、一本の思想でもって、整えられてきた浄苑です。

ぜひ、一度雰囲気を感じにいらしてください。


お墓の役割 その1


こんばんは 副住です。

新年を迎え、感じたことがあります。

それは、年末年始に多くの方々がお墓参りに来られ、

お墓を掃除したり、お供えしたり、家族親族一緒に来て

賑やかにお参りされたり・・・

やはり、お墓は故人と遺族がつながる場所。

人間は、死んで何も無くなるわけではないのです。

近年は、人間死んだら終わりなどと思う人や、

死んだら何も無くなるんだ!と思われる人も

増えてきたのかもしれません。わかりませんが。

でも、私から言わせれば、そんなはずはありません。

死んで何も無くなるなんてこと、あるわけありません。

そもそも、「無い」というのは、最初から「何も無い」状態

のことです。逆に「有る」というのは、最初から何かしらが「有る」

状態のことなのです。だから「無い」から「有る」に変化すること

はあり得ませんし

逆に「有る」から「無い」に変化することもありません。

何度もいいますが、「無い」というのは、最初から何にも「無い」こと

なのです。

見えないものから、見えるものへと変わっていくことはあり得ます。

逆に、見えるものから、見えないものへと変わっていくこともあります。

人間死んだら、今まで見える存在だったけれども、見えないものへと

変化していくのです。これは「無くなる」こととは違います。

その変化の過程で、私たちが見て確認できるのは「遺骨」なのです。

だから私たちは「遺骨」に、故人の全てを詰め込んで、大切にするのです。

「遺骨」が収まる「お墓」は、まさに故人そのものなのです。

だからこそ、お墓に足が向くのです。遺族で大切な日にお墓参りに来るのです。

故人とつながる場所こそが「お墓」なのです。

生前の時のように、会話ができるわけではない。

顔が見えるわけでもない。

でも、お墓があるから、故人を感じることができる。

お墓があるから、強くつながりを感じることができるのです。

故人は「思い出」ではありません。

故人は亡くなっても尚、生きている私たちと関係しているのです。

故人は過去のものではありません。現在も関係し続けているのです。

だって、故人がつないでくれた「命」を遺族が今生きているじゃありませんか。

換言すれば、故人の「命」を、今の私が生きているのです。

お墓はそのことを目にみえる形で表しているものなのです。

だからこそ、お墓は大切。

西照寺は、お墓を大切に考えているのです。


西照寺 カラオケスタジオ


おはようございます。副住です。

今日は水曜日、西照寺カラオケスタジオの日です。

毎週水曜日は、西照寺のホールをカラオケスタジオとして開放しています。

音響抜群なのです。

知る人ぞ知る場所です。
(というのも、あまり宣伝してないので、知らない人が多い)

ただ、今年の西照寺こども祭りのチラシを新聞の折り込みに入れた際、

裏面を利用して、カラオケスタジオの紹介をした所、10人ほど、新しく来きくださいました。

その後は、ときどきお越しくださいます。

好評なのです。

カラオケスタジオは毎週水曜日の11時から16時まで。


レンタル墓


おはようございます。副住です。

昨日は朝から夜まで出突っ張り(お参り)で、モーニングバードを見れませんでした。

もちろん、録画をしておいたので、深夜に見ました。

モーニングバードの取材とは聞いていたのですが、

あんなに長いコーナー(ニュースアップ)で取り上げていただけるとは驚きました。

レンタル墓、色々な受け止め方があるようですね。

コメンテーターの方々も、レンタル墓を理解しきれなかったというか、評価して良いものか悪いものか、

私には困った様子が見て取れました。(笑) 困らせたとしたら、すみません。

レンタル墓・・・これまでのお墓の固いイメージに、衝撃を与える名前ですね。

良くも悪くも注目されます。

私の思いとしては、一人でも多くの方にお墓を持って欲しいとのものです。

これまでのお墓の常識(永代使用・・・子孫(家)が続くことが前提のお墓)は、少子高齢化の現代の風潮に適応できていません。

子供がいなかったら、あるいは娘だけだったら家は続きません。それだと永代のお墓はいずれ不要となってしまいます。

だけど、その点について、誰も問題にしない。

お寺が悪いとか、石材店や市町村が努力しろとか、言わない。

だから、散骨とか樹木葬、永代供養墓など、子孫に相続する必要のない選択欄を選ばなければならなくなる。
(お墓の管理などで後のものに迷惑をかけたくないという気持ちもあるでしょう)

でも散骨や樹木葬などをされた方のご遺族の中には、その後に後悔される方が半数ほどおられる。

散骨などを希望されたご本人が、家族の為を思い、迷惑をかけないためにと選ばれた行為が

かえって逆の意味で作用してしまうこともあるのだなぁと知りました。

ご遺族が後悔される原因はおそらく、故人を表彰する拠り所がないことが大きな原因だと想像します。

その点、お墓は故人を表彰する結晶みたいなところ。また、自分の遺骨が収まることができる大切なスペース。

だったら、やっぱりお墓がいいじゃないですか。

永代までは必要なければ、一時的なお墓があればいいのです。

レンタル墓は、そうやって生まれました。

最長20年としてますが、使い勝手が悪ければ、もっと延長できるようにしたっていいのです。

レンタル墓は、既存のお墓を選べない方を対象にしたお墓です。

既存のお墓で重たい部分は、永代守り続ける部分。永代管理が必要な部分。居住地にあわせて移動できない部分。

レンタル墓の気軽な部分は、期限を区切って守れる部分。期限を決めて管理ができる部分。居住地にあわせてご遺骨の移動ができる部分。

そのような気軽さをレンタルという言葉に込めたのです。


埼玉県東松山市へお墓を移す(改葬)


こんにちは 副住です。

今朝、鹿児島から墓石が届けられました。
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この度、鹿児島にあったお墓を西照寺に移したいとのご希望があり、

受け入れさせていただきました。

お墓の改葬というものですね。

運んでくださった、運送業者の方は宮崎の業者の方でした。
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道中、高速道路で2泊をされてきたようです。

この方は、関東には頻繁に来られると話していました。

東松山にも何度か来てますとのことです。(‘ロ'(‘ロ'(‘ロ'(‘ロ’ )!!!

西照寺では、最近お墓の改葬について、お問い合わせいただくことが増えてきました。

「お墓が地方にあり、そちらに移したいのだけれど、できるでしょうか?」とのお問い合わせです。

もちろん可能です。(西照寺は浄土真宗ですが、過去の宗派は問いません。)
(大谷浄苑にお墓を移す場合は、「その後の仏事は西照寺が行う」ことが約束事となります)

ですから、HPで新しいページをつくりました。
お墓の改葬

西照寺の大谷浄苑では、地方のお墓に対応できる広い区画がたくさんあります。
(これが特徴でもあります)

地方のお墓は大きい(3平米以上)ことが多いので、広さ的に関東で受け入れられる場所は少ないようです。
(関東では、最近は0.4平米とか。1平米さえ大きい部類に入ってしまう現状です)


埼玉県 浄土真宗 永代供養墓 


おはようございます。副住です。

今日は、西照寺にある倶会一処墓(一般的には、永代供養墓と呼ばれている)のご紹介です。
墓参エリア
永代供養墓
西照寺の境内に、このような大きなお墓を建て、後継者がいなくなった方に入っていただけるお墓を用意しています。
このお墓は、西照寺が維持管理をしていくものなので、お墓を有する方の大きな心配事である、お墓の維持管理の問題は、このお墓には当てはまりません。 
埼玉県にある浄土真宗本願寺派のお寺で、西照寺のような大きなお墓を有する寺院は他にはないので、特徴的なものですね。

さて、近年の日本では、核家族化がすすみ、また少子高齢化によって、家から個人へ、また後継者不在という、生活・人口構成の変革期に入っています。
そこでこれまで、家を中心として、また後継者が続くことが前提で考えられてきたシステムが、社会の要望に応えきれなくなってきました。
その1つが、例えば「お墓」です。

これまでは、家の長男が継いできたお墓ですが、今では長男がいても、外にでていく時代。
●お互いの生活を尊重する風土ができあがってくると、「お墓のことで迷惑をかけたくない」と思われる方が増えていますね。

●また、子供が娘だけなので、そもそもお墓を継がせるわけにはいかない。維持管理の問題もあるし・・・と言われる方も多いです。

●さらに、そもそも子供がいないので(あるいは結婚していないので)、この世代で終わり・・・と話される方もおられます。

そのような方々に相応しいお墓として、近年注目されるようになったものが、永代供養墓なのです。
西照寺では、倶会一処墓と読んでいますが、世間では永代供養墓と言わないと、意味が通じないので、浄土真宗ではありますが、永代供養墓と宣伝をしています。


読売新聞 西照寺 大谷浄苑 期限付き墓 レンタル墓 (東松山市)


こんにちは 副住です。

先月、読売新聞社の記者の方からご連絡をいただきまして、大谷浄苑が展開するレンタル墓の取材をさせてほしいとご依頼がありました。
お引き受けをさせていただき、レンタル墓を発案した理由や、契約された方々からの声をお話させていただきました。

レンタル墓を生み出した理由は以下のような事柄があったからです。
ある女性の方から、お母様のご遺骨をお寺に預かってほしいとご依頼がありました。
自身は嫁いでいる為、「お墓を持つにもずっと管理できないし、でも、合同のお墓というのも嫌で悩んでいる」とのことでした。
そこでお寺にご遺骨を預かってほしい とのご依頼でした。
しかし、お寺でいつまでも預かっておくこともできず、3年を上限として預からせていただきました。

またある方も、「ご遺骨を預かってほしい」とお寺に来られました。
理由はお墓はほしいけど、現在の地に定住するかわからない・・・という理由でした。

まだ複数のご意見を耳にしているのですが、これらお墓に対して現代の方が抱く悩みの声が確認できました。
これまでのお墓のあり方(代々受け継ぐという永代使用のあり方)と、現代の環境や生活スタイルが乖離してしまっているように思えました。

そこで、これらの声を頼りに、西照寺大谷浄苑では「現代にあったお墓のあり方」を模索し、完成したものがレンタル墓なのです。
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(正面から撮りたかったのですが、苗字が掘られているので、側面から撮影しました。きちんとしたお墓で、遺族の方もお参りに来られます)

レンタル墓は、大谷浄苑が建墓した個別のお墓を、10年という期間、30万円で貸し出すというものです。(管理費が年間1万2千円かかります)
このシステムを利用することで、これまでのお墓がもっていた良い面(遺族などが故人と向き合える場所)を踏襲することができるとともに、
これまでのお墓が抱えていた悪い面(お墓の継承者問題、費用の問題、管理の問題、墓じまいの問題などなど)を解決することができるようになりました。

ただし、良いシステムだと思い完成したお墓でしたが、価格を抑え過ぎて、宣伝ができない事体となってしまいました。
現在は大谷浄苑HPと西照寺別院の看板のみにレンタル墓を広告しています。
そんな宣伝が行き届かないレンタル墓でも、その小さな情報をたよりに、これまで4件の申し込みがありました。
他にも、検討されている方が数件いらっしゃいます。

レンタル墓はその珍しさからか、これまでメディアの取材がいくつかありました。
深夜番組で取り上げたい。関西の番組で、お墓の特集で取り上げたい。などで取り上げていただきました。
今回、読売新聞社さんが取り上げてくださるのは、明日6月11日の朝刊にて全国版(東海地方から北海道というエリアだそうです)で記事にしてくださるとのことです。
先ほど、記者の方から明日掲載します とのご連絡をいただいたので、ここで、ご報告をさせていただきました。

また、ご案内ですが、今年の8月上旬(お盆の前)に、西照寺別院で「お坊さんが教える、あなたにあったお墓の選び方」の講座を開催しようと計画中です。
お坊さん目線で、お墓をどのように選んだらよいのか、寺院墓地や公園墓地、公営墓地の違いは? 現在のお墓の種類は?
また、どのような視点を気をつけながらお墓を考えたらよいのか?など、様々なお墓の特徴をお話し、お墓に対する考え方などを深めてもらえたらと思っています。
詳細は、追って当ブログにてご案内をいたします。

さらに、西照寺では来る7月19日「西照寺こどもまつり」を開催します。
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今回のテーマは「当たり前を見直そう」とのことをこどもたちに伝えていきたく計画しています。
特にこどもたちに「いのち」は当たり前のようだけど、そうではないんだよ!ということを発信していこうと計画してます。
付属のイベントとして色々と企画していたら、結果論ですが、防災のような企画物が目立ってしまいました。
最近は天災が多いですし、地震も多いです。ですから防災もよい学びとなるでしょう。

西照寺では、「亡き方と繋がる世界」を大事にしたいと考えて活動をしています。
お墓はその一つの形です。
また、未来のこどもたちにも、そのような世界をもってもらいたいし、感謝や敬う心を伝えていので、
「こどもまつり」のような活動もしているのです。

お寺の活動の気持ちにご賛同いただける方と、ぜひご一緒させていただきたいです。


西照寺の歴史と永代供養墓へのこだわり (東松山市の永代供養墓)


おはようございます。副住です。

今日は祝日、ご法事が勤まります。

昨日から住職が、実家の延浄寺に行っています。
延浄寺
住職の実家です。

住職は確か延浄寺の4男として生まれたのです。
(確か、というのは、昔は幼少期で亡くなる方もいて、住職の上か下の男の子が、生まれて間もなくして亡くなっているのです)

住職はお寺が好きで、よく父(西照寺住職の父ということ)と一緒にお参りに行ったようです。
しかし、長男ではなかった為、お寺を建立したく思い、たまたま後継者がいない西照寺を引き継いだのだそうです。

ただ、その時の西照寺は、有名無実化していたお寺であって、いわゆる本堂や敷地などはなくなっていたのです。
(詳細を綴ると、当時の西照寺住職がご門徒の連帯保証人となってしまい、騙されてしまったというわけです。昭和初期あたりの話のようです)
(昔の話ですから、お寺や敷地など没収されてしまったのですね。当時の西照寺の住職はとても人が良かったと聞いています)
(しかし、お寺の住職を騙してはいけませんね。連帯保証人になってしまったことも問題ですが)

西照寺に残っていたのが、聖徳太子などの仏像や、引き取り手のわかならくなったご遺骨(数個あったようです)、それと宗教法人西照寺だったようです。
(西照寺のご門徒は、他のお寺に移ってもらった方が大半だったようです)
そんな西照寺を現住職は受け継ぐこととしたのです。

有名無実化する前、西照寺は板橋区にあったようです。
それを住職が引き継ぎ、同じ板橋区の常盤台に移転(常盤台は、現西照寺住職の妻の実家)。
数年その地で励み、住職の実母の願いや縁もあって、埼玉県東松山市に昭和56年に移転してきたという形です。

因みに、西照寺の永代供養墓は、
現住職が西照寺を引き継いだ際、共に預かったご遺骨を納骨する為に設けたお墓なのです。
住職は、西照寺を引き継いだ時から、ご遺骨をしっかりと納骨したいと思い、平成5年(1993年)に立派なお墓を完成させます。
その時は、倶会一処墓と命名していたのです。

その後、世間では永代供養墓という名称が拡がっていき、また西照寺の内部でもお墓の後継者が絶えてしまうという問題がおこり、
倶会一処墓の内部を開放することとなったのです。

さらに近年、副住の意見を住職に聞いてもらい、永代供養墓として一般の方にも開放させてもらいました。
その時の住職から言われた言葉が「私たちの生きる時代を作り上げた先人のご遺骨を納骨するお墓なのだぞ。大切にさせてもらうこと」とのものです。
そこで、副住も考えました。
「先人は仏様の世界に往かれたのだから、内装を仏様の世界を感じられるものに改装しよう!」と。
ご門徒の協力を得て、現在内装を相応しいものに改装している段階です。
西照寺 永代供養墓
改装には時間がかかりますが、大切な場所だからこそ、私たちの手作りで進めています。
いずれ、完成したらご紹介させていただきます。


お盆とは? (7月にやるの8月にやるの?、落雁はどうしてお供えするの?盆踊りとは?)3つのどうして?の由縁


こんにちは 副住です。

今日はお盆です。
お盆は『盂蘭盆経』というお経が元となって、始まりました。

『盂蘭盆経』の内容は
お釈迦様のお弟子さんの目連さんのお話。

目連さんはお釈迦様の教えをよく守り、神通力(ジンズウリキ)という不思議な能力を身に付けられました。
例えば、人が何を考えているのか知る能力(他心通)、とか前世の有様を知る能力(宿明通)、とかの能力です。他にもあります。

目連さんは、この神通力を使って今は亡き 優しかったお母さんの居所を探します。
「やさしかったお母さん、きっといい世界に行かれているに違いない」と思い、懐かしいお母さんを探されると、なんと、
お母さんはいい世界どころか、餓鬼道(ガキドウ)に落っこちているではありませんか!
(餓鬼道というのは、食べ物や飲み物が口前ですべて火に変わってしまい、食べることも飲むこともできない飢えて苦しむ世界)

驚いた目連さんは、お師匠さまのお釈迦様のもとまで行って、お母さんを救う方法、どうしてお母さんが餓鬼道に落ちてしまったのか?などをお尋ねしたのです。
すると、お釈迦様は答えられます。
目連さんよ、お母さんを救うには、安居(アンゴ)の最終日である自恣(ジシ)の日に、多くの僧侶に沢山の食べ物を振る舞い供養しなさい。特に甘味なものが良いでしょう。
沢山の僧侶を供養することで、その僧侶たちの功徳を集め、お母さんを餓鬼道から救うことができますよ!と言われたのです。
《*インドでは日本のように雨季があります。雨季には、各地で修行されている僧侶(お釈迦様の弟子)が、ひとつ屋根の下に集まって
自分の犯した罪の反省をしたり、仏教を学んだりする合宿をひらきます。
理由は、雨季は色々な生命が誕生する季節。僧侶が歩きながら修行をしていると、小さな生き物を踏み潰して殺してしまう恐れが強いので、一箇所に集まって
合宿みたいなことをするのです。その合宿を安居といいます。安居の最終日を自恣の日といいます。》

目連さんは、お釈迦様の言われる通りに、自恣の日に沢山の僧侶にご馳走を振る舞い供養しました。
すると、その功徳によって、目連さんのお母さんは餓鬼道を抜け出すことができたのです。
その様子を知った目連さんは、嬉しさのあまり、飛び上がって喜んだそうです。

さて、これが簡単に記した『盂蘭盆経』の内容です。
これが元となって、今のお盆もなされています。

1、まずお盆が勤まる日についてですが、日本では8月15日となります。もちろん、その前12日くらいから始まりますね。東京では、7月盆ですが・・・これら時期については理由があって、目連さんが多くの僧侶を供養した自恣の日。自恣の日というのは、旧暦の7月15日のことなのです。しかし、新暦に暦がなおされた時、1ヶ月ずれてしまい8月15日となりました。東京では、今でも旧暦で行っており、その他の地域では新暦の8月にお盆を勤めているのですね。

2、お盆には落雁(ラクガン)という砂糖菓子をよく見かけます。ハスの形をしていたりするものです。スーパーとかに売ってます。それをお仏壇にお供えしたりしていますね。また、たくさんの果物をお供えしたりします。宗派によってですが、なかには沢山の種類のご馳走をお供えするところもありますね。これらは、自恣の日に多くの僧侶(仏教に帰依している方々)に目連さんが、沢山の食べ物を振舞ったことに始まります。また、特に甘味なものが良いとのことであったため、砂糖菓子である落雁がお盆の時にお供えされます。砂糖などがなかった昔は果物が甘いものであったため、果物もお供えされていますね。

3、この時期になると、盆踊りがありますね。盆踊りは不思議な踊りですね。手を左右に上げたり下げたりして少し飛び跳ねるような踊りなのです。今は飛び跳ねる仕草が見れない踊りもあるかもしれません。目連さんは、お母さんが餓鬼道から抜け出せたことを知って、飛びあがって喜びました。その飛び上がった仕草が、盆踊りの由来であると言われます。

さてさて、上記3点今のお盆に見られる由縁について記してきました。
これらは表面的に確認できる文化となっていますが、実はお盆で大切なことは、お母さんがどうして餓鬼道におっこちてしまったのか?という理由についてなのです。
この理由については、いづれかの時に紹介できたらいいですね。

因みに、西照寺の盆法要では、これらについて、毎回お話させていただいています。
もちろん、お母さんが餓鬼道に落っこちてしまった原因についてもです。
いつか参加してみてください。