雲龍山 西照寺 (山号)


こんばんは 副住です。

今月に入り、ずいぶん寒くなってきました。

西照寺は里山(人の手の入った森や林)にあるお寺です。

里山の「山」には本来的な意味として「祖霊が棲むところ」

「人間を超越した存在の居場所」などの意味があります。

つまり、昔から「異界の場」だったのです。

お寺にはふさわしい場所なのです。

因みに、お寺には山号(サンゴウ)というものがあります。

有名なのは、比叡山延暦寺(ヒエイザンエンリャクジ)。

高野山金剛峯寺(コウヤサンコンゴウブジ)など。

昔は、お寺の名前の前に、山の号がつけられていたのです。

山の名前をつけることで、どこにあるお寺なのかが解ったからです。

つまり、山が住所のような役割を担っていたわけです。

ですから、お寺には山号があるのです。

由緒あるお寺であれば、山号は実物の山の名前がつけられています。

しかし、実際にない山の号をつけているお寺も多々あります。

おそらく、山の名前ではなく、地名であったり、名字であったり。あとは何だろう?

因みに、西照寺は雲龍山(ウンリュウザン)という山号をもっています。

でも雲龍山は、たぶん実物の山ではないでしょう。何故、雲龍山がついているのか

私にも解りませんが、何だか、力士の名前みたいですよね。

今は大谷(オオタニ)という地名に西照寺が引っ越してきたので、

いずれ、大谷山(オオタニサン)と改名したいな、と私の代で考えているのです。

関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*