2016年を振り返って 副住職のお寺づくり


こんにちは 副住です。

今年も残すところ、あと数日。

今日は、2年ほど前から元旦のブログを遡って、見てみました。

書いてあることが2015年の元旦は、西照寺の方向性を定める年に。

2016年は、組み立ての年に。

と、西照寺という組織の在り方を書いてありました。

私は大学生の頃から、お寺のあり方に妙な危機感を抱いていました。

このままだと、お寺も潰れていくだろうな。という感覚が20代の頃から

何となく感じていました。

しかし、何もできないまま、どうしていいのかわからず、30代半ばを迎えました。

そんな時、「未来の住職塾」というものがスタートすると知り、申し込みました。

「未来の住職塾」は、非営利組織の経営など、寺院運営に関する学びができる塾。

年間6回程度の連続講座。1回は1日中かけて学びます。

お寺という非営利団体を運営をしていく上で、どんなところを大切にするのか。

どんなお寺を目指していくのか。お寺に求められているものとは何か?

などなど、答えは自分が見つけていく。

ただし、どんな部分を明確にしていかなくてはいけないのか!を教えてくれる塾なわけです。

私が求めていたことだったので、即申し込み、6回の連続講座をもれなく受け、自宅で復習し

卒業後も、ずっと考えながら数年を過ごしてきました。

因みに、ここに通ったことからレンタル墓が生まれたのです。

ちょうど私が35歳くらいに塾に申し込んだと思うので、もう5年ほどたつのだろうと思います。6年かな!?

これまで5~6年間、ずっと西照寺というお寺の方向性や、活動について検討してきました。

簡単にいかないのですね。

西照寺の土台ですから、何世代も続くであろうお寺の土台ですから、相当考えました。

社会の雰囲気だったり、現代の思想的なことだったり、お寺が持つ強みだったり。

地域性だったり。(因みに、JCに入ったのは、地域性を知ろうと思って入ったのです)

そんなことを重ね合わせながら、西照寺って、どんなお寺であるべきなのだろう?と。

その過程で2015年の抱負が、西照寺の方向性を定めること。

2016年の抱負が、西照寺という全体の運営理念の組み立て。

そんな部分を完成させたいと思いながら、過ごしてきたのです。

2015年も2016年も、抱負はいいのですが、未完成のままでした。

しかし、2016年が終わろうとする今、ようやく言えることがあります。

それは、やっと、やっと、やっと出来上がりました。

西照寺の理念と活動の方向性。かっちりと完成させることができました。

この一年、2016年は、本当に苦しかった。個人的に本当に苦しい年でした。

苦労した年でした。時間もありませんでした。正直本当に老けました。白髪も増えました。

一応、お坊さんだけど、髪の毛あるんです。(髪の毛のことは、数日前のブログでアップしてます)

2016年は、多忙さにかまけ、流されるまま過ごしていくのではないかな!?と思いました。

でも、でも、でも、何とかやり続けたので、逃げなかったので、完成させることができたのだろうと思います。

後は、これを土台として、西照寺全体の組み立て作業に移ります。

私の当初の抱負からは、1年遅くなりましたね。

2017年は組み立ての年です。

今思うことは、土台がしっかりできたので、組み立ては比較的簡単です。

整えるだけでいいのですから。

あと数年かければ、西照寺の諸々の部分が明確に位置付けられることとなります。

HPも、これに併せて改良していきます。

2017年は組み立ての年、少しだけ見える部分に変化がでてくるかもしれません。