親鸞聖人御旧跡


おはようございます。副住です。

昨日の続きです。

善光寺さんの参道脇にこんな看板が。

親鸞聖人は善光寺に来たと言われていますので、旧跡があるので

すね。因みに、なぜ親鸞聖人が善光寺に来たかと言えば、善光寺

のご本尊は、阿弥陀如来だからです。

実は日本に仏教が伝来したのが、この善光寺の御本尊であったと

言われていたりします。日本史では、蘇我氏が物部氏を破って

仏教を取り入れたと習いましたが。その数十年前に、阿弥陀如来

の仏像が日本に伝来していたと言われている説もあるのです。

因みに、親鸞聖人の在世中、善光寺の本堂が焼失して、建て直す

お金がなく、困っていたというのです。そこで、善光寺の本堂を

建てるため、僧侶が各地を廻って活動し、寄付をいただいていた

僧侶が複数いたと言われています。いわゆる善光寺聖(ぜんこう

じひじり)と言われます。各僧侶が背中に、善光寺の本尊、

阿弥陀三尊像の小さなレプリカを背負って、各地を巡っていた

というのです。親鸞聖人も善光寺聖として、一時期活躍したの

ではないか?という学説もあるのです。有名な先生もその節を

とっています。ただし、その際背負ったであろう阿弥陀三尊像

が見つかっていないので、決定的な証拠はありません。

そんなこんなで、善光寺と親鸞聖人は関係があると言われていま

す。たぶん、私も善光寺に行かれたことはあるのだろうと

理解しています。そんな背景から、上記写真で書かれてある

ように、親鸞聖人が滞在された坊と書かれてあるのでしょう。

三百日も滞在されてたと書かれてありますが、そこまでは

よくわかっていません。伝承かもしれないし、事実かもし

れません。さて、その坊の写真もとってきました。

もちろん、当時とは変わってますが、雰囲気ある場所ですね。