ある先輩との出会い


こんにちは 副住です。

今頃先輩は東京くらいでしょうか?(笑)

昨日、私の大学~院時代に色々とご指導くださった大変尊敬している先輩がメールをくれました。
明日は東京にいないの?との内容でした。
本日、私は西照寺で会議があるため、東京にはいないことを伝えました。
残念ながらお会いできませんでしたが、なぜか西照寺ブログを知っていて、見てくださっているようなのです。
そこで、今日はそんな先輩との出会いを綴らせていただきましょう。

先輩との出会いは、私が勉強することを決心した大学4年生の頃でした。
当時私は大学の図書館に連日通って(9時から15時まで)、気合をいれて勉強の真似事をしていたのです。
私は専門用語がわからず、辞書をひくのですが、その辞書に書いてある言葉がまたもやわからず
異なる辞書をひいて調べていくという情けない作業が続いていたのです。
まさに、知識の乏しさ、頭の悪さを痛感した時期でした。
従って、常に机の上には数冊の本が開かれ、それらを駆使しながら、本を読み進めていく地道なことをしておりました。
気合が入っていたからできた作業ですね。

そんなある夏のことでした。些細な出来事がきっかけで先輩との最悪な出会いを迎えます。 
大学の図書館は古くて、冷房設備も旧来の縦型式で、風の強弱は手動で調節するタイプのものでした。
私はだいたい一番のりで図書館に入るので、冷房の風を調節し、風が程よくあたる場所で、本を開いていつもの調べ物をしていたのでした。(快適)

すると数時間後、自転車でやってきたのでしょうか?汗をかきながら図書館に入ってきた人がおられました。
暑かったのでしょう。たまたま僕の近くにある冷房の風を強に切り替えたのです。
・・・すると、風が強くなったおかげで、私が読んでいる本達が一斉にページをめくり出したのです。
その時の気持ちは今でも忘れません。
(副住の当時の気持ち・・・ちょっと、ちょっと、おいおい!・・・なにしてくれとんねん!快適な温度にしてんのに!
お蔭で読んでる本たちのページがめくれて、どこ読んでたかわからんくなってるやないか!)(当時は関西弁もどきだったから)
思わず舌打ちしてしまい、冷房を調整した人を睨みつけてしまいました。当時は気合が入っていたので、邪魔されると若さがでてしまったのです。
当然、その人は僕の動作に気づき、慌てて すみません と言いながら冷房を弱めてくださいました。
(副住の気持ち・・・まあ、悪気があってやったんちゃうんやし、しかも誤ってるし、基の温度に戻したみたいやし、ここは仏様のような寛大な気持や)

数日後、私が友人と大学を歩いていると、いきなり友人が「あ!先輩や」といいだし、こないだ私が睨んだ人に向かって挨拶をしはじめました。
・・・ え!?あの人!?先輩なん??(汗)・・・(あかんやん。先輩であったらあかんやん。もう睨んでもうたし、この状況・・・どうなん??)
友人曰く「先輩もいいところやで、大学院の博士課程の先輩やで!めっちゃ勉強してはるで!」
その先輩は友人と一緒にいる私のことをじっと見ていました。後で聞いた話ですが、先輩は私のことを怖い人だと思っていたそうです。
もちろん、印象は悪いですよね。今でも言われます。こんな出来の悪い私ですが、先輩は可愛がってくださいました。感謝しています。もう睨むことはしません。
皆さま、人はどこでどう繋がっているかわかりません。気をつけながら生きてまいりましょう。

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「ある先輩との出会い」への1件のフィードバック

  1. 懐かしいお話で(笑)

    もっとニラミがきくように努力を重ねたいと思います。
    今度ともどうもよろしくでございます。
                              のじま。

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