わかりやすい仏教(1.仏教の目的)


おはようございます。副住です。

早速ですが、今日から仏教について

私なりにかみ砕いて「分かりやすく」を意識して

綴っていこうと思います。

できるだけ、専門用語を用いずに。

さて、「仏教って、何を説いているのだろう?」

分かりやすい本などには、

「仏教は苦しみの解決を目的とした教え」

と書かれていたりする場合もあるかもしれません。

間違ってないし、分かりやすいと言えば、分かりやすいです。

しかし、何かが足りないのです。だから誤解も生じやすそうです。

だから補足してみましょう。

私たちの人生の中では、色々な苦しみが起こります。

人によって、苦しみは違うし、苦しみのレベルだって違います。

「今の苦しい状況をどうにかしたい!」と思うことは当然ですね。

そこで、「仏教は苦しみの解決を目的とした教え」と聞けば、

仏教を頼りたい!!!と思うのは当然かもしれません。

でも、仏教の本や解説書を読んでも、難しいし、

なんだか的が外れているような気もしてしまう。

そりゃそうです。

だって、仏教は「苦しみの解決を目的とした教え」という

よりも「苦しみの根本の解決を目的とした教え」という方が

しっくりくるから。

私たちの普段の生活で感じる「苦しみ」と「苦しみの根本」は

違います。「苦しみの根本」の方が、哲学的というか、深いのです。

仏教は、「苦しみの根本の解決」を目的とした教えなので、

私たちが普段の生活で感じる「苦しみの解決」とは、少し次元が

違うのです。

明日は、「苦しみの根本」について触れてみましょう。