連載3日目です
そこで、これまでの私の経験の中で、どのような事をしている時
に満足感が高いのかを振り返ってみようと思います。
①法事や葬儀・・・もちろん大事なことですが、使命感が大きい
ですね。真剣に向かい合っていますが、自分がやりたい事かと聞
かれれば、ちょっと違います。人が亡くなって、家族が悲しんで
いる場に行くのです。人間として、あまり立ち会いたくはない機
会でしょ。だけど、そのような時だからこそ、僧侶には大事な役
割があるのです。だからこそ、使命を果たすべく、勤めていま
す。お別れ(出棺前のお花入れ)の際など、家族親族が悲しんで
いれば、こちらまで泣けてきますよ。ご葬儀では、亡き方をご遺
族と共に弔う時間を過ごすので、ご遺族との心の距離が近くなっ
たり、絆が深まる時もあるのです。そのような時に満足感ではな
いのですが、よかったな、と思う時はあります。
②築地勤務・・・役職に就いて欲しいとご依頼を頂き、東京教区
の為に!という建前で頑張っています。仕事の内容は、宗派が推
奨する運動を、東京教区内のお寺(約500寺院)を纏め、共に進
めていくこと。一般的に言えば、エリアマネージャーみたいなも
のでしょうか。だから、ある程度責任もあるし、大変な役でもあ
るのです。
この役のご依頼を頂いた時、西照寺も忙しいし、自分が可愛い
(これ以上忙しいのは嫌)ので、ご依頼は何度かお断りしたので
す。それでもご依頼されたので、お引き受けしました。引き受け
た以上、大きな責任もあるので、今は自分なりに頑張って努力し
ています。でも残念ながら、自分のやりたい事か?と問われるな
らば、違います(だから数回断ってるわけで)。その意味で、満
足度を問われれば、さほど高くはありません。
③青年会議所・・・地元の人脈や繋がりができるかな!?と思っ
て加入させてもらいました。青年会議所は40歳で卒業なので、
私は一昨年、卒業しました。当初の目的である、地元の人脈など
もでき、私の中の目的は果たせたのです。ただ、今年は卒業した
立場で、外部監事として関わってくれ!とご依頼頂いたので、今
年も仲間に入れてもらってます。メンバーも興味深い人たちばか
り。青年会議所の活動は、奉仕(利害を離れて、地域や国のため
に尽くすこと)の理想を掲げ、地域発展の為に取り組む目的で活
動しています。しかし、私的に青年会議所の活動自体が自分のや
りたい事かと問われると、そうでもありません。むしろ、気が合
う仲間との繋がりの方が大事だった気がします。仲間と一緒に何
かをやる!という意味では、満足感はそれなりに高いです。
(続きは明日のブログで)