『国家の品格』を読んでみて


こんにちは 副住です。

昨日、藤原正彦著『国家の品格』を読み終えました。

出版から13年を経て、ようやく読破(笑)

本当に、時代に取り残されているな!と

自分で思います。

しかし、読破してみて思ったことは、

10年以上も前に大事なことが指摘されていながら

しかも、累計270万部を突破している程、広く読まれて

いるはずなのに、現在の日本の状況は当時(本書が出版された)

時よりも、さらに加速されて問題が深まっていると思います。

つまり、『国家の品格』の内容にあるような問題点は深まっている

ということです。同時に改善しようとする大きな動きも広まって

いないということです。

簡単に言うと、昨日のブログに添付した過去のブログ「合理性と感性」

についての問題です。現在でもアメリカに染められた価値観として

合理性ばかりが優先され、経済に重きがおかれる風潮が強いということ。

しかし、長い日本の歴史を見た時、お金に振り回される価値観など

下品であり、そこにアイデンティティーをもっていなかった。

だからこそ、現在のようにお金に振り回される価値観が蔓延し

仕事などで疲れ果て、人生を遂げるという有様が、すでにアメリカ色に

染められた日本人の生き方のような気がして、勿体ない!ということ

なのです。そこで藤原氏は、日本人の価値観に「武士道魂」みたいなこと

が一番大事!と指摘され、そこを教育などで取り戻していかないと

日本がますますダメになる!と主張されていました。

私も本質では同じ考えです。ただし、それが武士道なのかどうかまでは

至っていません。今後それは深堀していきたいと思います。

ただし、本質的な部分(方向性)は全く同じなので、行動に移して

いかないと!!!と本気で思います。